image
産婦人科の診療
不妊症について
不育症について
続発性不妊(2人目不妊)
体外受精・顕微授精
医師の紹介
クリニック紹介
メール相談
診療時間・地図
産婦人科 不妊症 不育症
秋山レディースクリニック
秋山レディースクリニック
image HOME
不育症について
不育症の検査・治療をお受けになる患者様へ

[不育症とは]
日本産婦人科学会用語委員会の定義では、妊娠22週未満の妊娠中絶(分娩)を流産とし、その自然流産を連続して3回以上繰り返す状態を習慣流産とよんでいます。
また連続2回の自然流産を繰り返した患者さんを反復流産とよぶこともあります。
さらにこれらの流産に加え、早産や死産などにより生児が得られない患者さんを総括して不育症とよんでいます。また、繰り返し体外受精を行っても妊娠に至らなかったり、早期に流産してしまう患者さんも着床の障害という点でこの範疇に入ると考えています。

[原因]
以下のようなことが原因とされています。
原因と思われる異常が複数見つかることがあります。
また全ての検査をおこなっても原因を特定できない場合もあります。

  1. 子宮や膣の奇形、子宮筋腫などの形態の異常
  2. 各種ホルモンの異常(黄体機能不全・高プロラクチン血症など)
  3. 内科的異常(甲状腺機能異常・糖尿病など)
  4. 感染症(ウィルス、細菌など)
  5. ご夫婦の染色体異常
  6. 凝固機能異常(血栓ができることが流産の原因になるといわれている)
  7. 免疫系の異常(自己免疫異常・同種免疫異常)

どの検査を行うかはこれまでの経過や、患者様の希望をお聞きしながら決めさせていただいております。検査費用は保険の効く範囲から自費のものまであり、すべて行うと約5万円程度かかります。

[検査]
血液検査
◎排卵にかかわる各種ホルモンの検査
◎甲状腺機能検査
◎糖尿病の検査(血糖値)
◎血栓を作りやすいかどうかの検査(血液凝固機能検査)
◎自己抗体の検査(抗核抗体・ループスアンチコアグラント・抗カルジオリピン抗体・抗フォスファチジルセリン抗体・抗フォスファチジルエタノルアミン抗体など)
◎同種免疫異常にかかわる検査(NK細胞活性・リンパ球混合培養試験など)
◎ご夫婦の染色体検査
超音波検査子宮の奇形や子宮筋腫の有無などを調べます。
子宮内膜ポリープなどの微小な異常を確認するために子宮内に水を注入し超音波で観察する方法(ソノヒステログラフィー)という検査を行うこともあります。
子宮鏡検査子宮内に直径3mmの細いファイバースコープを挿入して子宮の中を直接観察する方法です。超音波で診断が難しい小さな病変を診断するのに適しています。子宮内膜ポリープなどの小さな病変はその場で取り除くことも可能です。
麻酔が必要となることもありますが、通常は痛み止めのみを使用してモニターをお見せしながら検査を行います。
入院は必要ありません。
[治療]
内科的異常に対する治療
甲状腺異常、糖尿病などが疑われる際には専門の医療施設をご紹介いたします。
ホルモン療法高プロラクチン血症に対する治療や、黄体機能不全に対するホルモン補充療法などを行います。
ヘパリン療法ある種の自己抗体(抗リン脂質抗体)を持っている患者さんや血栓症の既往がある患者さんに対して、ヘパリン注射とアスピリンの内服を併用することにより流産を防げるとされています。妊娠が成立したらできるだけ早い時期からヘパリンの皮下注射とアスピリン(バッファリン)の内服を開始します。漢方薬を併用することもあります。
その他の免疫療法他に明らかな流産の原因を認めない患者さんに対してご主人のリンパ球を皮下注射することにより流産が防げるといわれています。その効果については今のところ一定の評価が得られてはいませんが、患者さんをしっかり選んで行うことによって、流産を防ぐ効果のある治療方法であると考えています。