DHEAはデヒドロエビアンドロステンというホルモンの略です。もともとは、体内の副腎から分泌され、後にテストストロンとエストロゲンに変化するホルモンです。25歳ごろに最も多く分泌されますが、その後減少し、廊下の進行が始まるといわれています。

アメリカでは医師の処方の元、30年以上にわたり使用されてきましたが、その安全性が認められて一般薬として販売されるようになりました。日本では今のところ未発売ですが、40歳以上で卵巣の予備能力の低下した不妊患者様に、DHEAを1日80mg2か月間内服していただいたところ、卵巣の反応が改善し、採卵数・受精卵の室が向上し妊娠率が改善したという海外の報告があります。

副作用についてですが、嘔気などのほかに多毛や肌荒れ（にきび）など男性ホルモンによるものが報告されていますが、薬の減量あるいは中止することで改善することがわかっています。

日本でも平成18年の日本生殖医学会の講演で紹介されて以来注目されており、当院でも40歳以上で卵巣の反応が思わしくない患者様におすすめしています。採卵周期の2か月前から1日3カプセル（75mg）を内服していただくことになります。

90カプセル（30日分）3,000円
内服中に気になる症状があれば遠慮なくご連絡ください。